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課題
- 手動機を採用しているがゆえに、作業員により出来高がまちまち。
- 増産に伴い、少しでも材料費を抑えたい。
- より高度な品質管理をしたい。
私たちは、お客様が抱える課題を解決すべく、「複合加工機による生産ラインの自動化」をご提案させていただきました。
処方箋
ご提案内容:『マシニング、バリ取り、刻印工程の取り込み』『1個の素材から4個取り』『CAMによる加工プログラム作成』
1.マシニング、バリ取り、刻印工程の取り込み
複合旋盤であるMT100の回転工具機能を使用して、ワーク端面への穴あけ、バリ取り、更にワーク側面へ刻印を行うことで、
旋盤+マシニングセンタ(穴あけ)+手動ツール(バリ取り)+刻印機と3台の機械が必要な加工を1台に集約することができました。
これにより、作業員のレベルによって生じる出来高の差をなくし、安定した生産の実現を可能にしました。
2.1個の素材から4個取り
薄いワークを1つずつ加工するのではなく、長さを持たせた素材から順番に切り出すことで、1つの素材から複数の完成品を生産できるようになりました。
多数個取りすることにより、材料費の削減に貢献することができました。
3.CAMによる加工プログラム作成
製品形状の複雑化、工程集約による加工内容の複合、複雑化に対し、CAMを使用し、ワーク、機械、工具の情報から、最適な加工プログラムを作成できます。
また、加工シミュレーションにより、事前に機内の干渉確認、サイクルタイムの検証等を実機を使わずに行えます。
これにより、新規ワークに対し、生産中の設備を止めずに、より詳細な検討を行い、新規ワークの立上げ時間を短縮できます。
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