#003
「生産数が少ないですが、設備を自動化してもっと売上げをあげたいです。」
お客様よりいただいたご要望は、「生産数は多くないものの、多種ある製品を1つの機械で簡単な段取り替えで生産したい」でした。
お客様は、手動旋盤を用いて、必要な生産数に応じで手付で加工しており、人手不足の中、段替えの度に作業者はボルトを緩めて交換を行う必要がありました。
そのため、今回新たな設備の購入における目的は、売り上げを上げることだけでなく、作業者のモチベーションを上げることも目的の1つでした。
ご提案内容:『機械の複合化』『ガントリーローダの省段取り化』『周辺装置の省段取り化』
『2軸型CNCターニングセンタMT200』によって、加工工程を集約し、同時に、
より多くの複雑な加工形状への対応を可能としました。
人間工学に基づき、接近性に配慮して設計しており、作業者の負担にならない距離感、高さを考慮した主軸の配置になっています。
クイックチェンジ式主軸チャックは、フットスイッチを用いて段替えを行うことにより、主軸チャック交換時間を大幅に削減しました。
『クイックチェンジローダヘッド』によって、ワンタッチでローダヘッドを交換する事で段替えを簡素化して多品種のワークに対応しました。
ガントリーローダは、”自動化の要”であり、従来の方法だと3つの爪のボルトを緩め、それぞれ付け外しを行う必要がありました。
ワンタッチプランジャ式で各爪をワンタッチで交換できるようにしたが、更にその先にローダヘッド毎、ワンタッチする事でローダチャック交換時間を大幅に削減しました。
『遊星ギヤ式段積みストッカ』によって、段替えを簡素化して多品種ワークに対応しました。
多品種を流動するにあたって複雑なシステムにならないように、シンプルで安価なストッカで運用できる段積みストッカを生み出しました。
従来は1本毎に緩め調整を行いますが、遊星ギヤを用いることでレンチ1本で3本のポールが連動して駆動する仕組みを考案しました。
それにより段積みストッカの交換作業時間を大幅に削減しました。
会社名 | 村田機械株式会社 |
---|---|
創業 | 昭和10年(1935年)7月 |
本社所在地 |
〒612-8418 京都市伏見区竹田向代町136 TEL:075-672-8111 / FAX:075-672-8691 |
代表者 | 代表取締役社長 村田 大介 |
事業内容 | ロジスティクスシステム・FAシステム・クリーンFA・工作機械・シートメタル加工機・繊維機械・情報機器などの製造販売 |
資本金 | 9億円 |
売上高 |
【連結】4,974億円 【単独】3,910億円(2024年3月期) |
従業員数 |
【グループ】8704名 【単独】4172名(2024年4月現在) |